川沿いの道にも家がびっしりと並んでいた。ここはジャカルタの住宅街の中だ。川に沿って伸びる道の川と反対側の道にはずらっと戸建てが並んでいて、川側には戸建てのようなバラックのような粗末な家が並んでいる。同じエリアなのだけれど、川側とその反対側で建物の雰囲気はかなり違う。明らかに川側に建つ家の方が貧しく見える。
多くの都市で、川沿いは貧しい人たちが住むエリアになっていることが多い。洪水にでもなれば、真っ先に被害を受けるような場所で都市整備の手の届いていないところに居を構えるのはどこの国でも相対的に貧しい人なのだ。日本でもかつては、非課税地である河原に逃れた社会的下層の人を河原者と呼んで蔑んでいた。そのような状況はどこの国でも同じなのかもしれない。
そのようなバラックを眺めながら歩いていると、バラックのひとつに男の子がいた。ちょうどオヤツを食べていたところのようだ。カメラを向けると、お菓子を頬張りながら笑顔を見せてくれた。子どもの笑顔はどこであってもプレシャスだ。
2020年11月 インドネシア 人びと | |
男の子 ジャカルタ 笑顔 お菓子・軽食 |
No
11739
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年11月24日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF