人混みの中に紛れて歩道を歩いていた。人の流れは立ち止まることなく、静かに歩道を動いている。遅い午後の日差しが向こうから降り注いでいて、路上には歩行者の長い影が落ちている。
そんな影を見ながら歩いていると、マンホールがあるのに気がついた。でも、僕以外にはマンホールに気を留める人はいないようだ。みな止まることも、下を見ることもなく歩き続けている。僕は流れに逆らってマンホールの前に立ち止まった。心なしか、マンホールも喜んでくれているかのように見えた。
2006年1月 町角 東京 | |
銀座 マンホール 道 |
No
295
撮影年月
2006年1月
投稿日
2006年01月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
銀座 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V