臨江街夜市にあるお店で店員たちが忙しそうに働いていた。ここは生煎包を売るお店だった。生煎包とは挽き肉の具を小麦粉の皮で包み、鉄板で蒸し焼きにした上海料理の点心だ。分業体制が確立しているようで、それぞれがそれぞれの作業を黙々と進めている。餡を包子に包む人、包子を鉄板で蒸し焼きにする人、出来上がった包子を客に売る人、それぞれが忙しそうに立ち回っていた。なにせ生煎包は出来たそばから飛ぶように売れている。ここでは人気の軽食だ。
写真の男はお店で包む作業の担当だった。ひたすら餡を包子に包んでいる。挽き肉などの入った缶がテーブルに置かれていて、男はそこからすくうと手慣れた手付きで包子に包んでいた。一体一日にどれくらいの数の生煎包を包むのだろう。この様子だと相当の数を包むに違いない。同じような作業ばかりしていると、仕事を終えて家で就寝した後も夢の中でも同じ作業をしてしまいそうで、ちょっと怖い。
2019年10月 人びと 台湾 | |
団子 男性 お店 台北 タンクトップ |
No
11249
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月23日
更新日
2024年01月07日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85