迪化街には多くのお店が軒を連ねている。ほとんどは乾物や漢方を販売するお店なのだけれど、中には軽食を売っているお店もある。写真のお店もそのような軽食を売るお店だ。店の中に見える看板に寄ると、ここは「肉包」を売るお店だ。日本で言うところの中華まんだ。
ここ迪化街は台北のメジャーな観光名所のひとつになっている。そのため、大勢の観光客がここを訪れる。ほとんどの人はカラスミに代表される乾物を買い求めにやって来る。でも、これだけ並んでいるお店のどれで買うべきなのかは素人に判断するのは難しい。あっちのお店を見たり、こっちのお店を見たりしているうちに小腹が空く人も多いに違いない。そのような人たちの胃袋を落ち着かせるために写真のような軽食を売るお店もあるだろう。数多あるお店の中からひとつを選ぶのは思いの外に難儀な作業だ。
お店の目の前には停止線が敷かれていた。そして、数台のバイクがそこで信号待ちをしていた。バイクで移動している人たちは小腹は空いていないようだ。誰もお店の方を見てはいなかった。
No
11259
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月31日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85