路地の入り口で考える男

路地の入り口で木材を手にしていた男
インドネシアの中央ジャカルタ市で撮影 オザワテツ

路地の入り口には男が立っていて、木材を手にして何やら考えていた

中央ジャカルタ市といういわゆるジャカルタを構成する5つの市のひとつを歩いていた。歩いていると、路地への入り口をよく見かける。中を覗くとごちゃごちゃしていて歩いていくと楽しそうだ。でも、路地がどこかへ通り抜けられるのか、はたまた誰か家にしか通じていないのかは、入り口に立っただけでは分からない。路地を歩くのが好きな僕は侵入していって大丈夫なのか、駄目なのか判断に悩んでしまうのだ。

写真もそのような正体不明の路地への入り口だった。路地の奥には洗濯物が干してあるのが見えて、入り口の脇には雑多にものが置かれていた。入っていくと、楽しそうな雰囲気だ。でも、男が立っていた。入り口に立つ男は、脇に置かれていた木材を手にして、考え込んでいる。ブリコラージュでもしようとしていたのかもしれない。

いずれにせよ、入り口にどっしりと立たれていると、通りすがりの人間としては中へ入りづらい。僕は男の姿を写真に収めるにとどめ、次なる路地を目指して大通りを進んだのだった。

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ブリコラージュとは?

ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕事」とも訳される。元来はフランス語で、「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来する。ブリコラージュは、理論や設計図に基づいて物を作る「設計」とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。

中央ジャカルタ市ってどこ?

PHOTO DATA

No

11665

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年09月11日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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