バクタプルの旧市街を歩いていると、男が戸口に腰を下ろして寛いでいた。膝の上には新聞が広げてあった。そこで新聞を読んでいたのだった。カメラを向けると、男は照れ隠しに笑った。のどかな昼下がりのはずだったのに、突如変な外国人が現れて、カメラを向けられている状況にちょっとドギマギしているようだ。よく見たら、家の中にいる女性もまた笑っていた。
男の向こうに見える家の中は薄暗い。電灯を点けていないようだ。玄関先に腰掛けるよりも、家の中のソファにでも腰掛けて読んだ方がリラックスできるような気がするけれど、この男のように玄関先で何かをしている人は多い。家の中は薄暗く、リラックスするには不向きのようだ。まあ、そもそもこの辺では停電も多いから、それも関係しているのかもしれない。
2010年1月 ネパール 人びと | |
バクタプル 扉 入り口 男性 新聞 笑顔 |
No
3600
撮影年月
2009年6月
投稿日
2010年01月21日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
バクタプル / ネパール
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM