周辺の華やかさと比べると、JRの線路の下をくぐるガード下は嘘のように薄暗い。屋根を支える鉄骨が立っていて、鉄骨には数えきれないほどのリベットが見える。このすぐ近くにある有楽町駅が開通したのは1910年だから、このガード下も同じくらい古いのだろう。そして、建設当時にはまだ溶接するのが困難だったのかもしれない。
ガード下の反対側に視線をやると、女性が歩いているのが見えた。女性は急ぎ足で歩いている。一刻も早くこの薄暗さの中から抜け出したかったのかもしれない。
2016年7月 町角 東京 | |
薄暗さ 有楽町 |
No
9814
撮影年月
2016年4月
投稿日
2016年07月21日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
有楽町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL