開けっ広げな古民家の中をシルエットが徘徊していた

旧荒井家住宅主屋の内部
古民家の中を歩くシルエット
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現代の日本で建てられている家屋と比べると伝統的な日本家屋はどれだけ寒いのだろうかと、古民家を訪れるたびに思ってしまう。なにせ建物の外と中を分かつのは薄っぺらい障子のみ。家の中をいくら温めてもこれではすぐに家を囲い込んでいる冷気に太刀打ちできない。密閉できないから隙間風も好きなだけ家の中に入り込んでくる。冬になると家の中はさぞかし寒かったに違いない。

この日にやって来た狛江にある「むいから民家園」に保存されている家屋もやはりそうだった。18世紀末頃に建てられた旧荒井家住宅主屋は江戸時代後期には村方医師を務めたような家の住居だったので立派なのだけれど、良く言えば開放的で悪く言えば開けっ広げだ。戸口には板戸が設けられているものの、家の外側と内側を隔てるのはやはり障子だけなので夏は暑く、冬は寒いであろうことは想像に難くない。もっとも寒さは厚着すれば耐えられるかもしれないが、暑さはどうしようもないだろう。そういう意味では昔は裕福であっても貧乏であっても、夏の暑さに無防備にさらされる点は平等だったのかもしれない。

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2022年12月 町角 東京
狛江 ランプ シルエット

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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PHOTO DATA

No

12411

撮影年月

2022年9月

投稿日

2022年12月09日

撮影場所

狛江 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS LOXIA 2/35

むいから民家園ってどこ?

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