ラオス語でバーンは村を意味するから、バーンサンハイとはサーンハイ村ということ。ルアンパバーンからメコン川沿いに20kmほど北上したところにあるこの村は、ラオス焼酎「ラオラーオ」で有名なところだ。
だからといって、村の中を歩いても焼酎の匂いが漂ってくるわけではない。どちらかというと目につくのは焼酎よりも手織物だ。目抜き通りには、いくつも伝統的な手織物を販売するお店が並んでいるし、村の中で機織りしている人も見かける。何も知らなければ、焼酎の村というよりも手織物の村という印象を持つに違いない。
歩いていると、屋根もない道端に昔ながらの機織機が置かれていて、年配の女性が仕事に精を出していた。無言でカタカタと機織りしている老婆の周りを立派な鶏冠を持った雄鶏が歩き回っている。雄鶏はまるで老婆が作った手織物を売り込むための呼び込み屋ようだった。
2008年3月 ラオス 人びと | |
鶏・鶏肉 機織 ルアンパバーン 老婆 織工 |
No
1456
撮影年月
2008年1月
投稿日
2008年03月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
バーンサーンハイ / ラオス
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM