幅の広い歩道が設けられている道を歩いていた。歩道を歩いている人は少ないし、道を走る抜けていく自動車の数も少なかった。週末の道は長閑な雰囲気に覆われていたのだった。ほとんどのお店もシャッターを下ろしている。そのような状況の中では警備員もやることは何もないのだろう。写真の警備員も歩道の端に出した椅子の上で、でっぷりとしたお腹を突き出して寝ていた。僕が近くに立ち止まっても起きる気配は全くない。寝ることに一所懸命で、警備員としての本分が疎かになっているような気がしないわけでもなかった。これでは不審者がお店に入ろうとそても気が付かない可能性が高いだろう。
目の前には扇風機も置かれていて、風を警備員に送り続けている。静かな上に風を浴びながら寝ているのにもかかわらず、警備員は苦しそうな顔をしている。悪い夢でも見ているのかもしれないけれど、何よりも悪いのは寝ている場所に違いない。やはりぐっすり眠りこけるには、平らなベッドの上で横になるに限るのだ。
2018年3月 人びと タイ | |
バンコク 扇風機・扇子 衛兵・守衛 昼寝 歩道 |
No
10471
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年03月06日
更新日
2024年03月26日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA