麺を食べて満腹になった僕は、早速夜の町へと繰り出すことにした。夜の町と言っても別に飲み屋とかバーとかに入るわけではない。ひたすらに夜の通りを歩くだけけど。
ジャカルタのラヤ・マンガ・ベサール通りは広いけれど、街灯はほとんどなく薄暗い。でも、道の両端には至るところに屋台が出ていて煌々と明かりが点いている。日が暮れてからひとりで歩いても、怖さを感じることはなかった。もっとも、この辺りの治安が良いのか悪いのかはよく分からない。たまたま、安全と思っただけかもしれない。
食べ物を出す屋台がいくつも出ているところを見ると、他の東南アジア諸国と同じようにジャカルタでも外食が一般的のようだ。でも、そのことは屋台が賑わっているということは意味しない。夕食時ではなかったからか、営業はしていても閑散としている屋台が散見される。
僕がやって来た屋台も閑散としていた。ふたりの男が静かに屋台のワゴンの周りに腰を下ろしているだけだ。ひとりはワゴンのすぐ横の椅子に座って料理ができるのを待っている。そして、もうひとりはちょっと離れたテーブルに就いて煙草を吸っていた。屋台の周囲には気だるそうな空気が漂っていた。
2020年4月 町角 インドネシア | |
椅子 食べ物の屋台 ジャカルタ ワゴン |
No
11506
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年04月28日
更新日
2023年09月05日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
夜間写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF