プラクルアンというお守りを吟味する人

プラクルアンを吟味する人

お守り市場に出ているワゴンの上にはプラクルアンというお守りが山積みになっていた

タイのバンコクにあるアムレット・マーケット(お守り市場)で撮影。

王宮近くにある細い路地は混雑していた。王宮というバンコク随一の観光地の近くにある割には、訪れている人は地元の人が多いように見える。ここに建ち並ぶお店は仏具を売るお店ばかりだから、観光客はあまり来ないのかもしれない。写真の二人も地元の人のようだった。

二人の前にあるワゴンの上にはプラクルアンと呼ばれる小さなお守りが無造作に山積みされている。そして、二人は小さなお守りを次から次へと手にして真面目な顔で吟味している。僕にはどれもこれも同じにしか見えないのだけれど、何か違いがあるに違いない。有名な高僧のプラクルアンはかなりの高値になり、コレクターアイテムとして売買の対象にもなるというから、純粋にお守りを買っているというより、掘り出し物を探しているのかもしれない。

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アムレット・マーケット(お守り市場)ってどこ?

プラクルアンとは?

タイの人がよく首から下げているものをよく見て見ると、仏像が彫られているものだったりする。これはプラクルアンと呼ばれるもので、日本で言うところのお守りや護符に相当するものだ。

プラクルアンの歴史は古く、紀元7世紀頃にはもう存在したのだという。ただし、当初はお守りというよりも記念や仏陀への帰依を表すものとして寺院に奉納されていたらしい。その後、戦地に赴く兵士に配るような護身の意味を持つものが現れ、現在のものに通じる異性にもてるようになるとか人間関係全般に効力があるとされるものが登場し始めたのはアユタヤー時代後期だそうだ。

今ではプラクルアンは護身、恋愛成就、人間関係、商売繁盛、招福、子孫繁栄の効能を求めて買い求められるものだ。でも、この中には日本では一般的な願掛けである学業成就が含まれていないのが面白い。

PHOTO DATA

No

10374

撮影年月

2017年9月

投稿日

2017年12月07日

撮影場所

バンコク / タイ

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA

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