住宅街を通り抜けると突如としてフェリー乗り場が現れて、無事に辿り着けることが出来た。バーンレーム駅で列車を下りた僕はターチン川を渡り、川の向こう岸にあるマハーチャイの駅から別の列車に乗ってバンコクを目指すのだった。フェリー乗り場では地元の人がフェリーがやって来るのを待っている。僕も最後尾に加わる。すると、ほどなくしてフェリーが向こうからやって来るのが見えた。ターチン川はそれほど川幅がある訳ではない。向こう岸はすぐ近くに見える。橋を架けるのは難しくないと思うのだけれど、列車用の橋はおろか、歩行者や自動車が渡る橋も架けられてはいない。列車を乗り換える人だけでなく、地元の人もこのフェリーで川の両岸を行き来しているのだった。
フェリーが着岸すると、いそいそと地元の人たちが乗り込みだした。僕もそれに倣っていそいそと乗り込む。中はあっという間にいっぱいだ。すると、フェリーは岸を離れだした。息をつく間もなく、フェリーは再び向こう岸へと向かうのだった。写真のサングラスを掛けた男はそんなフェリーの運転手だ。忙しそうにフェリーを操っている。休む暇もなく、乗客をフェリーでピストン輸送しているのだった。
2018年7月 人びと タイ | |
バーンレーム 運転手 フェリー サングラス |
No
10665
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年07月27日
更新日
2024年02月07日
撮影場所
バーンレーム / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA