チャウタンを離れてヤンゴンへ戻ってきた。長閑なチャウタンとは違ってヤンゴンは大都会だ。大きなビルが建ち並んでいるし、道には多くの自動車が走っている。チャウタンから乗ったタクシーはそんな都会の中を進んでいく。でも運転手は英語が分からないし、僕は僕でビルマ語が話せない。そのような状況で自分のホテルがどこにあるのかを説明するのは難しい。そこで僕は名前を言えば相手に分かってもらえるスーレー・パゴダでタクシーを下りることにした。ここからホテルまではそう遠くない。
タクシーを降りた付近に本屋が点在していた。この辺りは書店街のようだ。その中のひとつへ足を踏み入れる。売られているのはほとんどがビルマ語で書かれた本だった。以前に比べると、スマホの普及により町角で本を読んでいる人を見かけることが少なくなったとはいえ、ヤンゴンに本の虫はまだまだいるようだ。
写真の男は書店街の一角で仕事をしていた。店は構えていないけれど、この男も本にまつわる仕事をしていた。テーブルにはハサミや金槌などの仕事道具が置かれている。男は本の修理屋で、古くなった本を綺麗に製本し直していたのだ。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
髭 本屋 ハサミ 露天商 ヤンゴン |
No
10996
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月03日
更新日
2023年12月22日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA