田んぼに囲まれた集落の中へと入っていった。細い路地には小さな家々が建ち並んでいる。そして、地元の人たちが歩いているのが小路を行き来しているのだった。僕の姿を見つけても、特段びっくりしている様子はない。旅行者がやってくるのはそれほど珍しくないのだろう。平日の昼間だったので、この時集落にいる人のほとんどは女性と子どものようだ。男たちは金を稼ぎにどこかに働きに出ているのだろう。集落にはのどかな雰囲気が漂っている。
小路を歩いていると、とある家の中にいる赤ん坊と目が合った。家の中にいたのにもかかわらず、集落の中を見知らぬ異邦人が歩いているのを目敏く見つけたようだ。あまりにもじっと僕を見つめているので、僕は惹かれるように赤ん坊のところへと近づいていく。赤ん坊はお母さんに抱えられながら、窓辺でのんびりしていた。でも、僕がふたりの目の前に立ち止まると、赤ん坊は予想に反して怖がり始めてしまった。あ母さんが赤ん坊に笑いかけるも効果はなかった。その結果、写真に写った赤ん坊の顔は強張っていた。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
赤ちゃん ダラ お母さん 窓 |
No
10831
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月16日
更新日
2024年01月24日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA