ミャンマーを訪れたのは9月で、当地はまだ雨季だった。少なくとも日に一度は雨が降る。しとしとなんてものではない激しい雨が降り注ぐのだった。この小さな集落に来た時にも、激しくはなかったけれど小雨がぱらついていた。
ミャンマーはかつて、英領インド帝国の一州にされていた。今で言うところのインドやパキスタンやバングラデシュと一緒に統治されていたのだ。その間、人の行き来があったりして様々な文化の交流があったと思われる。でも、こと傘に関しては英領インド帝国の時代を経ても同じようにはならなかったようだ。インドなどでは人びとは雨が降っても、あまり傘を差さず、じっと屋根のある場所で雨宿りをするイメージだ。まるで宗主国であるイギリスの人が傘をあまり差さない風習を模倣しているかのようだった。
でも、ミャンマーではちょっと事情が違う。皆傘を持っていて、雨が降り出すと日本人と同じように傘を差して歩いている。写真の男の子も大きな傘を手にしていた。カメラを向けると、戯けた笑顔を見せてくれた。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
男の子 ダラ 笑顔 舌 傘 |
No
10838
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月22日
更新日
2024年01月24日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA