砂利道の横に水田があった。青々とした稲が伸びている。でも、収穫はまだ先のようだ。どこにも稲穂は見当たらなかった。この辺りではいつぐらいが収穫の時期なのだろう。稲穂の代わりに、こどもたちの姿が田圃のあちらこちらに見える。みな中腰になって、田圃に張られた水面を見ながら動き回っている。パッと見た時には田圃の中の雑草でも除去しているのかと思ったけれど、そうではなかった。
しばらくすると、田圃の中にいたひとりが大きな声を上げた。そして、たった今捕まえた魚を高々と上げている。子どもたちは雑草を採っていたのではなく、水田の中にいる魚を捕まえているのだった。道端に置かれているバケツの中には捕まえた魚が何尾も入れられていたから、結構な時間みんなで捕まえているようだ。
写真の女の子も、田圃で魚を捕獲していたひとりだった。カメラを向けると、捕まえたばかりの魚を手に恥ずかしそうに微笑んでくれた。ちょっと誇らしげにも見える笑顔だった。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
ダラ 魚 女の子 笑顔 |
No
10833
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月18日
更新日
2024年01月24日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA