小さな集落の中を歩いていると、キオスクのようなお店があった。店頭には木の棒が横に渡してあって、そこにお菓子類が幾つもぶら下げられている。ビスケットのようなものも見えるし、パンのようなものも見える。しかしながら、どれもこれもどこかの工場で製造されたものばかりだ。手作りをお菓子の類いはここでは売られていないようだ。陳列されている商品を眺めていると、コンビニのお菓子売り場にいるのと大して変わらないような気がしてくる。でも、お菓子はお菓子だ。子どもたちがどこの国でもお菓子が好きなことは変わりない。
そのうち、キオスクに赤いワンピースを着た女の子がやって来た。商品の前に腰を据えると、女の子は真剣な面持ちでお菓子を見ている。限られたお小遣いでどれを買おうかと思案しているようだ。真剣に選んでいる女の子にとっては、すぐ後ろに立っている外国人旅行者などどうでもいい存在のようで、後ろを気にしている様子は微塵もない。いずれにしても、女の子は楽しそうに選んでいる。そのような楽しさは大きくなったら消えてしまうだろうから、楽しめるときに十分楽しめばいいのだ。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
バック・ショット ダラ 女の子 お菓子・軽食 |
No
10840
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月24日
更新日
2024年01月24日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA