サンペーン市場の通路は狭かった。そこを大勢の人が行き来している。さらには通路のところどころには屋台も出ていて、より一層市場を混雑させていた。写真の若い女性も市場の通路にワゴンを出して商売をしていたひとりだ。ワゴンには苺が山積みになっている。苺売りだった。
苺は寒いところで採れるものだから、女性が売っているのはどこか外国から輸入したものの可能性が高い。ちょっと調べてみたところ、タイは苺の生産量のトップ50にも入っていないから、ほぼ輸入と見ていいのだろう。この国では日本と比べると、マンゴーが穫れたり、マンゴスチンが穫れたり、グアバが穫れたりと、果物が豊富にあるように見えるけれど、それだけでは満足できないのだ。見たことのない美味しいものを食べたいという欲望はどこにでも転がっている。
2018年2月 人びと タイ | |
バンコク イチゴ 露天商 |
No
10433
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年02月02日
更新日
2024年04月02日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA