タイのバンコクで撮影。
町を歩いていると、歩道で物を売っている人がいた。様々なものが路上の並べられていて、路行く人びとが思い思いに品物を見ている。その中にはプラクルアンというお守りも売られていた。タイではこのお守りはとても一般的で色々なところで売られているし、売られているプラクルアンを一所懸命に吟味している人がいるのだ。
ここでも、二人の男が歩道にしゃがんでいた。小さなレンズを手にしていて、プラクルアンの細かいところをチェックしているようだ。僕にはどれもこれも同じものに見えるのだけれど、その筋の人にとってはひとつとして同じものは無いのかもしれない。みなその小さな差異を必死で確認しているのだろう。二人を見ていると、なんだか宝探しをしている人を見ているような気がしてくる。もちろん、ここにその宝があるとは限らないのだ。