帽子をかぶった老人

路地で休んでいた帽子をかぶった老人
インドネシアのジャカルタで撮影 オザワテツ

住宅街の路地で帽子をかぶった老人がのんびりしていた

ジャカルタの住宅街を歩いていた。道端には地元の人がところどころに腰を下ろしていて、その中を縫うように歩いていた。人びとが僕を見たときの反応は様々だ。こちらを見て不思議そうな顔をする人もいれば、一瞥するだけで興味なさそうに視線を元に戻す人もいる。いずれにしても、歩いていて敵意を感じることはない。興味を示さなくとも、声をかけると気さくに応じてくれるし、ちょうどいい距離感だ。

ここでは住宅街の中がくつろぐ場所になっている。近くには食堂はあるけれど、小洒落た喫茶店などはない。のんびりと友人とお喋りに興じるような場所がないから、多くの人が路地で時間を過ごしているのだ。写真の老人も路地に腰を下ろしていたひとりだった。帽子をかぶって襟元を大きく開けて、のんびりと道端に腰を下ろしていた。

目の前にやって来た僕を見ても、カメラを見ても、老人は特に表情を変えることはなかった。興味があるかどうかというと、興味のない人だ。それでもカメラを老人に向けると、さっきまでの穏やかな表情そのままでファインダーに収まってくれた。

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ジャカルタってどこ?

PHOTO DATA

No

11652

撮影年月

2020年1月

投稿日

2020年08月29日

撮影場所

ジャカルタ / インドネシア

ジャンル

ポートレイト写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

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