ヤンゴン中心部の混雑している道を歩いていた。人混みに紛れて歩いていると、向こうから比丘尼たちが歩いてくるのが見えた。比丘尼はみな坊主頭で鮮やかな袈裟をまとっている。人混みにいても否が応でも目立つのだ。
比丘尼たちは道に並ぶお店も屋台にも人にも目をくれることなくスタスタと歩いていた。その様子から、比丘尼たちも他の人たちと同じように町の中心部に何かしらの買い出しにやって来たのだと思った。実際、先頭を歩く比丘尼は何かを買ったようでビニール袋を手に歩いている。でも、よく見てみると比丘尼はそれぞれが托鉢用の鉢を小脇に抱えている。呑気に繁華街を歩いているだけのように見えて、いつ何時でも托鉢を開始できるような状態でもあるようだ。
それでも比丘尼たちは人混みで托鉢を開始する素振りは見せなかった。ここでは托鉢をしないつもりのようだ。ここは彼女たちが托鉢する縄張りではないのかもしれない。そんなことを考えているうちに、比丘尼たちは僕の脇をすれ違ってどこかへ歩き去って行った。
2019年8月 ミャンマー 人びと | |
人集り 袈裟 比丘尼 歩行者 ピンク 坊主頭 ヤンゴン |
No
11170
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月30日
更新日
2023年11月07日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA