アメリカ映画を見ていると時折ダイナーというものが登場する。バック・トゥ・ザ・フューチャーには度々ダイナーが登場するし、インディ・ジョーンズにも登場する。どうやらスピルバーグとルーカスはダイナーという舞台設定が好きなようだ。
日本ではあまり一般的ではないダイナーとは、店内にカウンター席とボックス席が設けられていて気取ることなく食事を摂れる大衆食堂のようなもの。ニュージャージー州やペンシルベニア州、ニューヨーク州に多く、北アメリカに特有のものらしい。
僕も映画の中に登場するダイナーを見たことはあれど、実際にダイナーで食事をしたことはない。そんな僕の脳内で純粋培養されたダイナーのイメージにピッタリのお店が中目黒にある。CURRY UPというお店だ。困ったことにCURRY UPはその名が示すとおりカレーのお店でダイナーではない。店内にボックス席もないし、そもそもダイナーで食べるようなハンバーガーもアメリカン・パイも売っていない。
それなのに前を通る度にダイナーを思い浮かべてしまう。なんでだろう。大きな窓に掛けられたカーテンがそう思わせるのか、はたまた外壁の感じがそう思わせるのか、なんでそう思うのかはよく分からないのだけれど。
2021年11月 町角 東京 | |
中目黒 レストラン 看板 シルエット 窓 |
No
12103
撮影年月
2021年10月
投稿日
2021年11月27日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
中目黒 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III