小さな川に陸橋が架けられていた。川の規模に比べると陸橋は仰々しい。バリアフリーになっている橋には階段はなく、緩やかな坂が設けられていた。そのため橋を渡るには思いの外、長い距離を歩かなければならない。自転車も通ることを考えてそうなっているのかもしれない。
橋を眺めていると、男が現れて橋を渡り始めた。橋の向こうには昭和の香りが漂う団地が見える。団地の騒々しさとは裏腹に、陸橋の上は静かだった。男はひとり黙々と坂を登っていた。
2006年2月 町角 東京 | |
アパート 人影 亀戸 歩道橋 |
No
320
撮影年月
2006年1月
投稿日
2006年02月04日
更新日
2024年08月22日
撮影場所
亀戸 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V