タカシマヤタイムズスクエアの本館と南館をつなぐ歩道橋の上に立っていた。ちょっと前まで、南館には紀伊國屋書店が入っていて日本最大級の規模を誇る本屋さんだった。新宿でのお気に入りの場所だったのだけれど、いつの間にか紀伊國屋書店は売り場面積を減少させ、洋書専門店になってしまった。洋書なんて、そうそう買うことはない。自然とあまりここに来なくなっていた。やって来たのは久しぶりだ。
心なしか、歩道橋を歩いている人の姿は以前と比べて少なくなっているような気がする。もともと本が売れなくなっているのに、洋書専門店になってしまったら、買いに来る人は限られてしまうから仕方がないのだろう。
歩道橋自体は、かつてと変わらずガラス張りのフェンスが設けられている。午後の光がガラスのフェンス越しに歩道橋に降り注いでいた。歩道橋の端に立っていると女性が現れた。女性の姿は午後の日差しの中でシルエットになっている。そして、シルエットの女性はゆっくりと歩道橋の上を動いていた。
2018年9月 町角 東京 | |
歩道橋 新宿 シルエット |
No
10742
撮影年月
2017年11月
投稿日
2018年09月24日
更新日
2024年01月29日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA