言葉は一切通じなかったけれど、女の子の笑顔とピースサインは十分に伝わってきた
ムンバイの古びた団地のような場所を歩いていたときのことだ。
ふいに背後から視線を感じて振り返ると、ふたりの女の子がこちらをじっと見つめていた。大都市ムンバイでは外国人を見かける機会も少なくはないはずだが、それでも団地の中を歩く僕の姿は少し珍しかったのかもしれない。目が合った瞬間、ふたりはぱっと笑顔になり、駆け寄ってきた。
カメラを取り出すと、彼女たちはそれが合図だとでも言うようにピースサインを決めてくれる。まるで、ずっと撮ってもらいたかったかのように。ふたりとも手にはヘナの模様が残り、指先は染まっていた。
そのあと、何かを一生懸命話しかけてくれるのだけれど、言葉は現地語で、僕には理解できない。戸惑っていると、通りがかった別の女の子が英語で助け舟を出してくれた。
| 2025年6月 インド 人びと | |
| 女の子 ムンバイ ピースサイン 笑顔 |
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PHOTO DATA
No
12864
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年06月22日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF
