小さなバス停が道路脇にあった。屋根が設けられていて、壁には広告のポスターが貼られている。ひとつはコカ・コーラ社のポスターだ。でも、もうひとつのポスターが何の宣伝なのかはよく分からない。ポスター全面にタイ文字で何かが書かれているのだけれど、何が書いてあるのかは皆目見当が付かない。ひょっとしたら、宣伝でさえないのかもしれない。タイ文字は難しい。ちなみに、タイ文字もラオスのラーオ文字もカンボジアのクメール文字も紀元前3世紀くらいにインドで使用されていたブラーフミー文字を起源としているらしい。時代を経てそれぞれ違う文字に発展しているようだ。もっとも僕にとってはどれもこれも同じに見えて区別は付かないけれど。
女の子がバス停でバスが来るのを待っていた。手にはスマートフォンを持っている。ここでもスマートフォンは普及しているのだ。バス停の前に立ち止まると、女の子はすぐに僕に気が付いた。そして、微笑みながらピースサインをしてくれた。タイは微笑みの国だということを実感する瞬間だった。
2018年5月 人びと タイ | |
バンコク 女の子 ピースサイン 笑顔 |
No
10583
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月29日
更新日
2024年02月14日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA