長閑な雰囲気に包まれたバーン・バートの路地を歩いていた。日差しは強いものの、このような雰囲気の路地を歩くのは楽しい。機嫌よく足を進めていく。狭い路地には無慈悲に追い越していく自動車の姿もなく、ところどころで地元の人がゆったりと時間を過ごしている。写真のお父さんと赤ちゃんもやはり路地の片隅で寛いでいた。仕事をしなくて良いのだろうかと心配になってしまうくらいに男はのんびりとしている。赤ちゃんを膝の上に載せて、移り変わることのない往来を眺めていた。よく見ると赤ちゃんが付けているおむつは紙おむつではなかった。今でも布のおむつを使っているようだ。洗濯が大変に違いない。
そんな男の視界に入ってきた僕に男は興味を惹かれたようだ。通りがかろうとすると、鋭い眼光を僕に向けてきた。そこで、僕はこれ幸いにと男と赤ん坊の写真を撮ることにしたのだった。男がしっかりとカメラを見据える横で、赤ん坊もよく分からないままにじっと僕の方を眺め始めた。
2018年3月 人びと タイ | |
赤ちゃん バンコク 親子 指輪 |
No
10498
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年03月30日
更新日
2024年02月28日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA