都庁の前にある大きな広場の端には背の高い柱が幾つも立ち並んでいる。そして、その間を人影が歩いていた。人影と比べると無機質な柱がいかに大きいかを実感する。
この場所に来ると、なぜだかいつもカフカの「城」を思い浮かべてしまう。お世辞にも親しみを感じることは出来ず、いつも近寄りがたい冷たさを感じてしまうのだ。カフカの城もこんな感じではなかったのではなかろうかと思ってしまう。もし用があって訪れても、なかなか中に入れないし、入れてもたらい回しにされてしまうような気がしてならない。
2006年7月 町角 東京 | |
柱 新宿 |
No
467
撮影年月
2006年5月
投稿日
2006年07月01日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V