階段の上には大きな聖ドミンゴ教会が建っていた。聖ドミンゴ教会はメキシコのチアパ・デ・コルソにあるドミニコ会が16世紀後半い建てた教会だ。立っていたところからも正面が見える。
階段のしたから、ぼんやりと大きな教会を眺めていたら、視界に沢山のハンモックを担いだ男が入ってきた。階段を登り始めた男はハンモックの行商人のようで、お客になりそうな人を探し求めているようだった。
ハンモックはベトナムでも使っている人を見たことがあるし、タイでも、ミャンマーでも見たことがある。でも、もともとは南米の熱帯地方に住む先住民が使っていた寝具だ。南米に近いここメキシコでも使用する習慣があるようだ。ここにはスペインと同じようにシエスタの習慣があるから、気怠い昼下がりにハンモックに揺られながら午睡するのは心地よいに違いにない。
その男は教会の入り口に向かっている。ひょっとしたら教会の中に参拝に来ている人をターゲットに決めたのかもしれない。
2015年4月 メキシコ 人びと | |
バック・ショット チアパ・デ・コルソ ハンモック 行商人 |
No
9188
撮影年月
2010年7月
投稿日
2015年04月19日
更新日
2024年01月07日
撮影場所
チアパ・デ・コルソ / メキシコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM