田舎道を走っていて長閑な光景を眺めていると、池や水田の中に大きな網が設置されているのを良く見かける。写真の装置もそういった四手網(よつであみ)だった。骨組みに人が座ることも出来るくらい大きい。ここでも三人の若者が骨組みに腰掛けて、魚が網に入るのを待っているのだった。
この四手網の仕組みはとてもシンプルだ。網を沈めて、それを引き上げることによって魚を捕まえるのだ。この辺りではこれで魚を獲るのが一般的のように見える。紀元前3世紀に書かれたとされる「莊子」にも魚を捕らえる道具として記載があるというから、その歴史は古い。1700年くらい同じような仕組みが連綿と使われているのだ。
2014年9月 バングラデシュ 人びと | |
バー 漁網 ソイヨドプール |
No
8779
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年09月17日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ソイヨドプール / バングラデシュ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM