パーヤ・ラン駅は長閑な雰囲気に包まれていた。僕はプラットホームでのんびりとしていた。ふと反対側のプラットホームに視線を向けると、帽子を被った行商人が立っていた。歩道橋の下の日陰で、天秤棒を地面に置いて休んでいたのだ。
天秤棒の両端にぶら下げるかごには売り歩く商品がいっぱい載っていた。男は次にやって来る列車に乗り込んで、列車の中で商売をするつもりなのだろう。ヤンゴン環状線を走る列車の中には大勢の行商人が乗り込んでいて、車内で商売している人は多い。珍しいところでは、車内でパパイヤサラダを売っている人を見たこともある。
売り物をたくさん持った行商人にカメラを向けると、男は右の方向を指差し始めた。写真撮影ばかりに気を取られていないで近づいてきている列車に気をつけろよ、と僕に注意を喚起してくれているのだった。
2015年1月 ミャンマー 人びと | |
帽子 眼鏡 行商人 ロンジー プラットホーム 指差し 階段 ヤンゴン 天秤棒 |
No
9001
撮影年月
2010年2月
投稿日
2015年01月15日
更新日
2023年10月04日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM