川沿いの道から離れて、ジャカルタの住宅街へ入っていった。道はビッチリと立ち並ぶ家屋に挟まれている。日本で住宅街を歩いていると、小さな公園があったり、時間極めの駐車場になっているところがあったりするけれど、ここではそのどちらも見かけない。道の終わりが来るまで、ずっと家が続いてるのだ。
路上に駐車してあるバイクを見かけても、自家用車を見かけることはほとんどない。その上、駐車場がないとなれば、この辺りには自動車を主たる移動手段にしている人が少ないのだろう。移動する時には、自分のバイクで行くか、道端で客待ちしているバジャイを拾うか、GrabやGojekのアプリを使って呼ぶに違いない。そう意味ではジャカルタにおけるシェアリングエコノミーは進んでいるのだ。
道を進んでいくと、人がたむろしている場所に出くわした。ジャカルタの住宅街には駐車場はなくとも、頻繁に地元の人たちがたむろしている場所があるのだ。人がダラダラと時間を過ごす場所には、テーブルが出ていてのんびり過ごせるようになっている。棒手振りもいた。両端に出前箱のような箱をつけた天秤棒を前に置いて、棒手振りの男は鋭い視線を前方に投げかけていた。
2020年10月 インドネシア 人びと | |
行商人 ジャカルタ 天秤棒 |
No
11688
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年10月04日
更新日
2023年08月30日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF