駒込にある東洋文庫の基礎は、1917年に三菱財閥の岩崎久弥が中華民国総統府顧問を務めていたジョージ・アーネスト・モリソンの中国に関する欧文文献の膨大なコレクションを購入したことに始まっている。このコレクションは今でもモリソン文庫として東洋文庫が所蔵している。ミュージアムで写真映えする大きな本棚に収蔵されているのがモリソン文庫だ。
確かにミュージアムのハイライトは大きな本棚の並ぶモリソン文庫かもしれないけれど、大勢の研究員を抱える現役の研究機関でもあるここ東洋文庫には、モリソンのコレクション以外にも日本、朝鮮、満洲、蒙古、シベリア、中央アジア、チベット、西アジア、エジプト、インド、東南アジアなど幅広くアジア諸地域の歴史文献資料が集められているのだそうだ。
フォトジェニックなモリソン書庫の脇を抜けてミュージアムの奥に進むと、そこにはモリソン書庫以外の書籍が展示されていた。こちらはガラスケースの中に資料が展示されていて、一般的な博物館と同じスタイルだ。写真映えはしないかもしれないけれど、こちらはこちらで興味深い展示だった。
2021年7月 人びと 東京 | |
駒込 博物館・美術館 反射 |
No
11956
撮影年月
2020年12月
投稿日
2021年07月03日
更新日
2023年08月21日
撮影場所
東洋文庫 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF