六義園の名物である枝垂桜の周りにある広場にベンチが置かれていた。写真を撮ったのは9月だったので、もちろん桜は咲いていない。青々とした葉がなっているだけだ。それでも木の下にあるベンチには寛いでいる人がいた。六義園は空いていて、穏やかな雰囲気が漂っている。ここに来ると、都会の真ん中にいるのを忘れられる。都内で僕の好きな場所のひとつだ。
六義園は徳川綱吉の側用人であった柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した大名庭園だったところ。戦国時代が終わり、平和な江戸時代になると、戦う必要の無くなった大名たちはこのような大名屋敷を競って造ったのだという。文化が発達するには平和にうつつを抜かすのが必要不可欠なのだ。
2007年10月 人びと 東京 | |
ベンチ 庭園 駒込 六義園 広場 木 |
No
1117
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年10月02日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
駒込 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR DIGITAL