入場料を払って中に進んでいいくと、庭園そのものに辿り着く前に小さな門が設けられていた。とても地味な門だ。小さな門はまるで誰かの個人宅の入口のように見えてしまう。もっとも、ここ六義園はもともと公園として整備されたものではなく、大名庭園だったところ。明治になってからも三菱の岩崎家のものであったこともあるお庭だ。この門はその時の名残なのかもしれない。
僕の前を二人の女性が歩いていた。日差しが強かったので、二人とも日傘を差している。二人は真っ直ぐに門に向かうと、ひょいと門をくぐっていく。門の向こうには日光が降り注いでいて、眩しいくらいに明るかった。
2017年10月 人びと 東京 | |
庭園 門 駒込 六義園 傘 |
No
10331
撮影年月
2017年7月
投稿日
2017年10月31日
更新日
2024年05月16日
撮影場所
駒込 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA