六義園にある小さな広場には大木が聳えていた。いったいどれくらいの樹齢になるのだろう。大木の近くにはベンチがある。でも、誰も座っていない。六義園は静寂に包まれていた。僕のいるところからはビルはひとつたりとも見えない。園内を歩いていると、都会の真ん中にいることを忘れてしまいそうだった。
六義園はもともとは五代将軍である徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保の下屋敷だったところだ。下屋敷だけに、江戸の中心地からはちょっと離れた郊外に造られたのだろうけれど、今では膨張した東京の町にすっぽりと包まれている。
2007年9月 自然 東京 | |
ベンチ 庭園 駒込 六義園 木 |
No
1113
撮影年月
2007年9月
投稿日
2007年09月30日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
駒込 / 東京
ジャンル
自然写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL