境内の入り口には長くて急な石の階段があった。何人たりとも本堂に行くにはこの長い階段を登らなければならないのだった。坂の名前は此経難持坂という。法華経宝塔品の偈文の96文字にちなんでいるらしい。このような急な階段を登るのは、年配の人にとってはもちろんのこと、若い人にとってもきつい。
じっと石段を眺めていると年配の男性が現れて、ゆっくりと階段を登り始めた。男性は登り終えると、境内の中へと消えていった。その様子を見て、僕もゆっくりと石段を登り始めた。
2006年11月 町角 東京 | |
池上 階段 寺院 |
No
619
撮影年月
2006年10月
投稿日
2006年11月28日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
池上 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V