目白という地名を聞くと、目黒とセットだと思ってしまう人も多いのではないだろうか。白と黒の組み合わせはオセロのようで座りが良い。そして目白にも目黒にも同じように不動明王を祀った不動尊が存在している。
面白いことに東京には目白と目黒以外にも、目プラス色の名前で呼ばれる不動尊が存在している。目赤不動、目青不動に目黄不動もあって、全て合わせて五色不動と呼ばれている。色で分けられているなんて、なんだかスーパー戦隊シリーズのようだ。
不動尊が五色に分けられているのは、五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)にかこつけているためだ。五行思想とは古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説。この元素を色で表すと火は赤に、水は黒、木は緑、金は白、土は黄に対応しているのだ。
万物が5要素にあてはまるとすると、目白の白は金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表していることになる。そう考えると目白という名前から受けるお金持ちのイメージもあながち間違っていないような気がした。
2022年1月 町角 東京 | |
目白 影 シルエット 階段 |
No
12158
撮影年月
2021年12月
投稿日
2022年01月27日
更新日
2023年08月16日
撮影場所
目白 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SAMYANG AF24MM F2.8 FE