パリは花の都と呼ばれるけれども、僕が歩いていたところはそのような華々しさはなかった。石造りの建物が静かに建っているだけだ。
路地の入り口にやってくると、目の前に黒いコートを着た女性が歩いているのが見えた。女性はビルに挟まれた細い石畳の道に入っていく。他に人影は見当たらない。寒い一日だった。
石で造られた町並みというものは日本には無いから、いくら華々しさが無くとも自分が外国にいるということをマジマジと意識させるくらい異国情緒には溢れていた。
2012年6月 フランス 町角 | |
路地 建物 パリ |
No
6507
撮影年月
2009年12月
投稿日
2012年06月07日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
パリ / フランス
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR DIGITAL