江戸川橋から程遠くないところにある椿山荘にやって来た。別にここに宿泊するためにやって来たわけではない。ここにある庭園を散策しに来たのだった。庭園は斜面に作られていて、斜面を利用して小川が流れている。木々の中にはところどころに小さな建物が建っている。茶会をしたりすることもできるようになっているようだ。江戸時代には、ここは久留里藩黒田氏の下屋敷だったのだという。大名庭園は斜面に作られていることが多いような気がするので、ここもそうだったのだろう。その後1878年には作庭が趣味だった山縣有朋の所有になり、「椿山荘」という名前は山縣が付けたらしい。そうして時は流れて、椿山荘はホテルの名前として残り、庭園は高級ホテルの一部となっている。
庭園では大勢の人がのんびりと歩いていた。庭園の端っこにやって来ると、そこは駐車場だった。一匹の猫が地べたに寝そべっている。カメラを向けると、猫は鋭い視線を返してきた。人懐っこい猫ではないようだ。毛並みも整っていないところを見ると、この猫は野良猫なのかもしれない。
2018年9月 動物 東京 | |
猫 鋭い視線 関口 |
No
10736
撮影年月
2017年10月
投稿日
2018年09月19日
更新日
2024年01月29日
撮影場所
関口 / 東京
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA