新宿駅の南口から西口に移動するにはもちろん道路を通って行っても良いのだけれど、それだとあまり面白くはない。歩道の横に建つビルがルミネから京王デパートを経由して小田急百貨店に変わるだけ。ウインドーショッピングは楽しめるかもしれないけれど、なかなか僕の目を引くようなものは並べられていない。その点、モザイク通りを通っていけば、雑貨を売る店があったり食べ物のお店があったりして面白い。
モザイク通りは新宿ミロードの中に伸びる屋根のないオープンモール。オフィシャルによると、ここにはカフェや食料品店に並んで雑貨やアパレルショップもあって全部で17の店舗がある。バラエティに富んでいてダラダラと歩くにはとてもいい。それだけでなくモザイク通りは南口から西口までもっとも早く行けるルートでもある。ダラダラ歩いてもいいし、素早く通り抜けても良い。もうここを通らない理由なんてないだろう。
ただ良くわからないのがモザイク通りという名前の由来だ。ネットで見ると、細い道の両脇に小さい店がモザイクのように並んでいるからというもっともらしい由来が書かれていたりするけれど、そのような場所はここ以外にもたくさんある。新宿の思い出横丁もそうだし、渋谷のスペイン坂もそうだ。でもそのどちらを歩いてもモザイク模様だなぁとは感じないから、ちょっと無理やりな印象を受けてしまう。そのような中、信憑性が高いと思ったのは、かつてモザイク通りの床が5色のタイルでモザイク状に敷き詰められていたからというものだった。本当のところはどうなのだろう。
2022年2月 町角 東京 | |
人影 影 新宿 日溜り |
No
12180
撮影年月
2021年12月
投稿日
2022年02月18日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III