汐留駅付近には高架になった歩道が近代的なビルの間に張り巡らされている。幅の広いその歩道も週末に歩いている人は少ない。僕はのんびり高架になった歩道を歩いていた。
ここでは高架になっているのは歩道だけではなく、鉄道も高架になっている。ゆりかもめも歩道よりさらに高いビルの谷間を走っている。ゆりかもめは通常の鉄道と違ってタイヤで走っているのでとても静かだ。姿が見えるまで近づいて来たのがわからないくらいだ。音を立てずにビルとビルの間を走るゆりかもめを見ていると、なんだか近未来の世界にやって来たような気がする。これで高架になった線路さえ無ければ、東京を思わせる都市が映画の冒頭に登場するブレードランナーの世界だ。
その一方で、地上は昔ながらの日常空間が広がっていた。上から下を見下ろすと、週末なのにスーツを着てネクタイを締めたサラリーマンが慌てながら歩道を小走りに歩いていた。
2019年10月 町角 東京 | |
サラリーマン 歩道 汐留 日溜り |
No
11242
撮影年月
2019年5月
投稿日
2019年10月19日
更新日
2023年10月15日
撮影場所
汐留 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF85MM F1.2L II USM