通りにあるお店はみなシャッターが降りていた。そして、そのひとつの前に僧侶が立っていた。編笠を被って、手には錫杖と呼ばれる杖を持っている。友人と待ち合わせをしているのではないことは一目瞭然だ。僧侶の男は托鉢僧で、そこで辻立ちをしているのだった。
僧侶が立っている場所は上野公園のすぐ横で人通りは多い。でも、僧侶の前に立ち止るひとはほとんどいない。みなそこに僧侶なんていないかのように通り過ぎていく。でも、僧侶はそんな状況に動じることもなく、じっと立ち続けていた。
2008年1月 人びと 東京 | |
編笠 僧侶 シャッター 杖 上野 |
No
1309
撮影年月
2007年10月
投稿日
2008年01月09日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
上野 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V