老女がひとりでピイの道端に腰を下ろしていた。手には竹でできた杖を抱えていた。何をするわけでもなく、往来をぼんやりと眺めていたから、老女はちょっと疲れてしまって休んでいたのだろう。その老女に写真を撮っていいかと尋ねると快く許可してくれた。
もちろん僕はミャンマー語が出来ないし、老女は日本語はおろか英語も解さない。ボディランゲージでコミュニケーションを取ったのだ。いろいろな国を旅したことがあると言うと、英語が堪能だと思う人が多いけれど、英語を解さない人は世界中に大勢いる。日本だってそうだ。英語で不自由なくコミュニケーションを取れる人がどれだけいるのだろう。その点、ボディランゲージは万国共通。どこの国でもだいたい似たようなものだ。
2010年10月 ミャンマー 人びと | |
チェック柄のシャツ 老婆 ピイ 杖 |
No
4659
撮影年月
2010年3月
投稿日
2010年10月03日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ピイ / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM