代官山駅で電車を降りて、細い道を抜けると八幡通りに出る。お洒落な町・代官山に不釣り合いに思える日本古来の神様の名が付いた通りだ。名前から判断すると、この通りを進んでいくと八幡様を祀る神社に通じるはず。でもこのファッショナブルな町の中に八幡様を祀った神社は思い当たらない。どこの八幡様へ通じる道なのかと考えてしまう。それもそのはず、ここで言う八幡様は並木橋に向かって明治通りを越えた先にある金王八幡宮のことだ。
金王八幡宮へ向かうためにやって来たわけではない僕は、八幡通りをとっとと左に進んでいく。旧山手通りとの交差点を渡ると正面に大きなガラス窓が見えた。ガラス窓の向こうはホワイト・キューブになっていてちょうど個展が開催されていた。
ガラス越しに目を凝らしてみると、何点かの作品が展示されているのが見えた。そして人気ある画家の個展だったようで見に来ている人も多い。しかしながら、僕の視野の大部分を占めていたのは、窓ガラスにクッキリ映った代官山交番前交差点の様子だった。
2021年8月 町角 東京 | |
交差点 代官山 反射 |
No
11992
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年08月08日
更新日
2023年08月18日
撮影場所
代官山 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF