渋谷駅の目の前にはスクランブル交差点がある。いつも混雑している。そして、ここは外国人旅行者にとっては観光名所になっているようだ。渋谷のシンボルと言えば、忠犬ハチ公の銅像のような気がしていたけれど、その地位は知らない間にこのスクランブル交差点に取って代わられてしまったようだ。外国人旅行者は小さな犬の銅像には見向きもしない。確かに背景にあるストーリーは面白いかも知れないけれど、駅前にあるのは単なる犬の銅像だ。犬の銅像を目にする代わりに、外国人旅行者はスクランブル交差点を渡っている人びとにカメラを向けている。単なる混雑している交差点のように見えるこのスクランブル交差点も、海外から東京を訪れた人びとにとっては興味深いものに映るのだろう。
いずれにしても、渋谷のスクランブル交差点はこの日も混雑していた。信号が一度青になると、人びとが歩道から溢れ出てきて車道は歩行者で埋め尽くされてしまう。まるで、この世には自動車なんてものは存在しないかのように。
2019年12月 町角 東京 | |
交差点 歩行者 渋谷 |
No
11315
撮影年月
2019年8月
投稿日
2019年12月09日
更新日
2020年09月28日
撮影場所
渋谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III