タイの首都であるバンコクは大都市だ。都市圏の人口は1,400万人を超えるのだという。そんな大都会であるバンコク市内に伸びる道は、大まかに言うと2種類に分けられる。タノンという大通りと、そこから枝分かれした細い道であるソイだ。
日本の町が中国を見習って碁盤の目のように作ることを理想としているのに対し、バンコクの構造は魚の骨のようだと言われているらしい。タノンという大きな通りが背骨で、そこから伸びる骨がソイなのだそうだ。背骨から枝分かれした骨が他の骨に接することなく終わるのと同様に、ソイもまた行き止まりになっていることが多い。つまり、ソイを経由してタノンから他のタノンに抜けることができないことが多いのだ。これは困った構造だ。
どうやら、この状況こそがバンコクの交通渋滞の原因になっているらしい。車やバイクは抜け道が無いので、すべてがすべてタノンという大通りに集中してしまい交通渋滞を引き起こしているのだ。
歩道橋の上に立ち止まって、ラーマ1世通りというタノンを見渡すと、朝からびっしりとバイクと自動車で通りは埋め尽くされていた。
2020年4月 町角 タイ | |
バンコク 自動車 交差点 バイク |
No
11492
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年04月18日
更新日
2023年09月05日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III