インドではどこの町にもチャイの屋台がある。チャイはインドの国民的な飲み物だ。簡易なチャイスタンドはどこの町でも至るところにある。飲むたくなったら、いつでも飲めるようになっていて、とても便利。ここダウラタバードの町でも同じで、道端に出ていたチャイ・スタンドではふたりの男がチャイを啜りながらお喋りに興じていた。
ふたりの男のいたスタンドの周辺にはのどかな雰囲気が漂っている。ここはのどかな田舎町だ。お世辞にも繁栄しているとは言い難い、でも、ダウラタバードという町の名前は「繁栄する町」という意味なのが面白い。
1327年に、一時はインド全域を支配したトゥグルク朝二代目のムハンマド・ビン・トゥグルクが王朝の首都をデリーからデーヴァギリという町に遷すとともに、ダウラタバード(繁栄の町)と改名したのがこの町の名前の始まりなのだという。その後、首都はデリーに戻るのだが、町の名前は今でも繁栄の町となったままだ。町を散策した限りでは、名前負けしている印象は拭えない。
2011年9月 インド 人びと | |
お喋り ダウラタバード 二人組 青年 |
No
5719
撮影年月
2010年9月
投稿日
2011年09月16日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ダウラタバード / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM