生け垣の上にも柔らかな日差しが降り注いでいた。生け垣の小さな花も生き生きしているように見える。これはなんという花なのだろう。
調べてみると、この植物はヒメツルソバというようだ。ヒマラヤ原産の多年草で、日本には明治時代に輸入されたのだという。金平糖のように見える花は、ひとつの花ではなくて、小さな花が集まって形成されているというのを知って、生きる力が漲っているのを感じてしまう。ふと「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という格言を思い起こした。
眺めていると可愛らしい花たちは、今まさに伸びているように見えてきた。もちろん、これが錯覚だということは分かっているものの、そう感じてしまうほどに日光を全身に浴びて生き生きとしている。精力を蓄えた花たちは、このまま飛んでいってしまっても不思議ではないように感じだ。
2007年12月 神奈川 自然 | |
花 葉 横浜 |
No
1245
撮影年月
2007年11月
投稿日
2007年12月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
横浜 / 神奈川
ジャンル
花写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL